Q.(20) 腰痛で悩んでいますが、運動を続けながらの通院は大丈夫でしょうか ?

十全治療院での通院中の運動についての注意点 !

A.お答えします。

全身が、先天的治癒力(イネイト)の働きにより快方に向かいますが、この自然治癒する働きは、ご自身の内なる力により体を立て直そうとするのですから普段よりも体力を消耗します。

よく患者さんから「けだるい感じがする」とおっしゃるのは、このことなのですが、これは「もっと体を休めて下さい」という体の信号です。

自力で体を立て直そうとしている訳ですから、運動は余計に体力を消耗しますし、自然治癒の妨げになるような時期には、運動は避けられた方が賢明です。

通院中の患者さんは、健康に関心を持たれている方が多く、運動を日常生活に取り入れて健康維持に努めていらっしゃる方は、多くいらっしゃいます。

腰痛という体の故障を抱えているわけですから、運動に励むよりも腰痛改善を優先すべきだと思います。

腰痛の辛さから早く回復していただけるように、治療家の立場として願っておりますから、運動をしながらの通院で通院回数が増えてしまったり、運動することによって腰痛からの回復が長くなるのは望むところではございません。

例えば、勤務中は、ずっとデスクに座り続けで、「時々、運動していないとストレスが溜まる」、このようなケースは、軽い散歩でもされて汗を流す程度で様子を見られたら如何でしょうか ?

このような軽い散歩でも、時と場合に応じて歩く時間を加減して行かないと、過ぎた場合は腰痛をさらに悪化さたり、治りかけている腰痛の症状が強く出てしまったりの失敗にもつながります。

体のゆがみが快方に向かってるのに、その足かせとならない程度の運動量と運動メニューに抑えておくべきだと思います。

足の痛みや腰痛がある時は、さらに悪化しないように生体の防衛反応として、片側に体重をかけて立ったり歩いたりしていますので、歩行時間がながくなるほど体のゆがみが増してしまいます。

以上のようなことを踏まえた上、運動を併用し弊害を生まないように効率のいい方法を選べばいい方向に向かうと思われます。

ウォーキングではなく自転車でも結構ですし、患部に負担をかけない方法で結果として早く治って行く方向であればいいでしょう。

ヨガやストレッチには、通院中は併用しないようにお願いしておりますが、これは上部頸椎の矯正によって、体のゆがみが改善されることに並行して体が自然に柔かくなって参りますから、それに任せておいた方が早道です。

無理に体を曲げたり伸ばしたりしようとして筋肉や靭帯を介して骨を引っ張ったり、骨格をゆがめ自然治癒の妨害になりますから、通院中は行わないようにお願いします。

一番多いのが姿勢を正そうとして、意識して背筋をピンと伸ばしたりしている動作が多く、この不用意な動作は毎日数十回と回数が多くて結果として大きな悪い刺激となります。

学校教育の場で、朝礼の整列時には直立不動の姿勢を強要されたり、授業中の座位の時に背筋を伸ばして姿勢が悪くならないように、躾けられたりした影響が大人になっても色濃く残っています。

偏った悪い姿勢を継続することの習慣により、背骨が段々と歪んで来ることは確かに考えられますが、これよりも四六時中、姿勢を正そうとして背骨をひずめてしまう弊害の方が遥かに大きいのです。

真面目に「背骨を真直ぐにして、姿勢を正しく」と実行している方ほど、背骨の理想的な彎曲であるS字状のカーブが減少して背骨が真っ直ぐになり、背筋を伸ばすことによって背骨の同じ箇所にテンションが常にかかり、背骨が凹んでしまいます。

背伸びもこれと同じになりますが、両手を万歳する背伸びも就業中に座っていて背中が辛くなって、上体を反らしているのも一日当たりの回数も多く、支点となる背骨が凹みますから要注意ですし、や腰をご自分でポキポキと鳴らす方がいらっしゃいますが、これは言語道断です。

同じ姿勢で座り続けていると、どうしても辛くなりますが、体勢を入れ替えるだけで十分ですし、足を組んでも大丈夫です。

十全治療院での通院中の運動は、ほどほどに !
 
   
 
腰痛部位を具体的に示したイラスト
背部の筋肉を表した、イラスト
歩行中の股関節の動きのイラスト
リアルな背部の透視筋肉イラスト