胃痛と食欲不振と上部頸椎の矯正

食欲は脳の視床下部で摂食中枢と満腹中枢で制御していますから、これを正常化することにより、食欲不振は改善に向かいます。

食欲は、摂食中枢と満腹中枢(脳の視床下部)で制御しているのですが、消化管ホルモンや消化酵素の分泌などの様々な物質が関与して成り立っていますから、食欲不振は消化吸収から排泄に至るまでの機能不全がおおいに関与しています。

消化器系の機能不全から来る食欲減退のみではなく、全身の病気や体調不良も関係しているケースもあり、食欲不振の原因は多岐にわたっています。例えば疲れている時や風邪を引いている時、夏バテ、食べ過ぎた後など、体調に応じた食欲不振は日常生活の中でもよくみられます。

「空腹期強収縮」と言われる、胃で消化された後の食物の残留物や胃粘液を清掃する運動があります。食後にある程度の時間が経って空腹感を感じるのは、この空腹期強収縮の後であり、空腹時にお腹が「グーグー」と鳴るのは空腹期強収縮の音なのです。

胃下垂胃アトニーなどで食欲不振に陥るのは、脱力気味の胃壁の筋肉がこの空腹期強収縮がうまく行えないということも一つの原因なのです。

食欲が減退するのは、各種の病気に伴って起こり得る全身症状の一つなのですが、胃痛・胃の疾患や逆流性食道炎の胸焼けなど胃の不調がやはり一番の食欲不振の原因になることでしょう。

他にも精神的な要因として恐怖・苦悩・悲哀・怒りなどによっても食欲不振に陥ることがあります。

病院で「胃痛と食欲不振」を訴えて診察を希望して、胃バリウム検査や内視鏡検査(胃カメラ)・ 超音波検査などで胃の異常が発見されなかった場合は、「自律神経失調症です」と告げられる場合が少なくありません。

確定診断として病名をつけられずに自律神経失調症と診断することが多いのであり、精神的疾患や神経症に限らず、体調不良に陥っている時は必ずと申し上げていいほど自律神経の働きは乱れていますから、これらは全て自律神経失調症となってしまいます。

体の機能には全て自律神経が関わっていますから「自律神経失調症」の病名はナンセンスですし、逆に自律神経が乱れて過度な食欲になり過食になるケースさえもあります。

<食欲不振に関連した症状>

◇ 食べても味がない

◇ 少量でも、すぐにお腹が一杯になる(少食)

◇ 食べられない・食べたいと思わない

◇ 疲れやすくて気力がない(体力減退)

◇ お腹が張る(腹部膨満感)

◇ 便秘

◇ 下痢

◇ 吐き気

げっぷ(胃酸過多)

◇ 胃下垂

◇ 痩せる(体重減少)

上部頸椎の矯正が胃痛と食欲不振にも対応するのは、自然修復力による摂食中枢と満腹中枢の正常化から始まり、唾液の分泌も正されることにより、消化吸収から排泄に至るまでの機能不全も回復に向かいだすというメカニズムによるものであり、体調不良から健康体に戻ってゆく過程でその他様々な体の機能も回復に向かいます。

消化吸収のメカニズム正常化が、食欲不振の改善には重要なのです。